【鉄道旅行記・番外編】弥彦観光 2020.2
こんにちは。
新型肺炎が怖いので、3連休は引きこもってギャンブル漬けのアイスです。
今回は会津新潟冬景色の番外編。弥彦線からの弥彦観光を楽しみました。
鉄道ひとり旅に観光は欠かせないというのが私のモットー。
ググってもスキー場の情報ばかりで、観光不毛の地と言われている新潟県ですが…
越後屈指の歴史ある村の様子を、写真メインでご紹介していきます。
↓こちらの記事の番外編となります↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
- はじめに:弥彦村について
- 彌彦神社:越後開拓の神「おやひこさま」を祀るパワースポット
- 弥彦山ロープウェイ:越後山脈を見下ろしながら、一気に山頂付近まで
- 弥彦山:暖冬でも雪で覆われた、神を祀りし山
- 弥彦温泉街:足湯とスイーツで、冷えた身体を温める
はじめに:弥彦村について
まず、今回訪れた彌彦神社・弥彦山を擁する西蒲原郡弥彦村について軽くおさらい。
人口8,000人にも満たない小さな村ですが彌彦神社の門前町として栄えており、その他にも霊峰・弥彦山や弥彦温泉、そして、日本唯一村営の公営競技場である弥彦競輪場などの観光資源が豊富です。
ちなみに、西蒲原郡を含めて新潟には9つの郡部があるのですが、1つを除いて(岩船郡)たったの1自治体だけで構成されています。
平成の大合併の影響で、多くが近隣の市に吸収合併されたからですね。
彌彦神社:越後開拓の神「おやひこさま」を祀るパワースポット
弥彦駅から温泉街を歩くこと15分。弥彦山の麓に居を構える彌彦神社に到着。
天照大神の曾孫で、越後国を開拓したとされる天香山命(あめのかぐやまのみこと)を祀る神社です。
建立の時期は不明ですが、万葉集でも言及されているほどの古い歴史があります。
赤く染まった立派な一の鳥居がお出迎え。
平日朝の8時半なので、さすがに人が少ないです。
冬の寂しい景色にささやかな華を添える、梅の花。
こちらは相撲場。屋根から水滴がポタポタと垂れていました。
参拝前にはバッチリお清めしましょう。手水舎には氷柱がはっていました。
二の鳥居をくぐり、御本殿へと向かいます。
随神門をくぐると、いよいよ本殿です。
雄大な弥彦山をバックに、本殿が鎮座しています。お参りしましょう。
雪がかすかに積もっているのも風情がありますね。
弥彦山ロープウェイ:越後山脈を見下ろしながら、一気に山頂付近まで
弥彦山は東京スカイツリーと同じ標高634m、天香山命を祀る弥彦山脈の主峰です。
山伏が訪れる修験道の山としても有名ですね。
山頂まで登る方法は大きく分けて以下の3つ。
今回は一番お手軽で、鉄道旅行ともマッチするロープウェイを利用します。
本殿の脇からシャトルバスが運行されています。山道を通り3分で山麓駅へ到着。
始発の一本後、9時10分発のロープウェイは、乗客は私一人で貸切状態でした。
往復運賃1,500円を支払い、山頂付近までショートカットしましょう!
山麓駅から山頂駅を5分で結びます。両駅の標高差は約450m。
ゴンドラは近畿車輛の製造です。
ゴンドラ内では、ガイドのおっちゃんが軽快に解説してくれました。
左から山形・福島・群馬、飯豊山や越後三山などの山々を広く見渡すことができます。
この日は全ての山がはっきりと見えていたようで、ラッキーでした。
暖冬のせいか雪がここまで積もったのも最近のことで、例年に比べると積雪量は全然少ないみたいですね。2年前は大雪で桜の木が倒れるほどだったらしいです。
絶景を眺めていたら、あっという間に山頂駅に到着です。
展望食堂・クライミングカー・パノラマタワーなどの諸施設は冬季休業中のため…
ガイドさんの薦めもあって、そのまま山頂の御神廟へと向かうことにしました。
徒歩で片道15分なので、時間的にも余裕がありそうです。
弥彦山:暖冬でも雪で覆われた、神を祀りし山
正直、来るまでは山頂まで行くかどうか迷っていました。
雪山登山の経験もなく、積雪の具合もどれほどのものかわからなかったからです。
そのため、下はジーパンというラフな軽装で来てしまいました。。。
反省です。
ちなみに、長靴は駅で借りることができますよ。
いざ、覚悟を決めて山頂へ向かいます!!
雪も雨も風もなく穏やかな天気で、比較的登りやすそうです。
この時期にアイスを食べる人はいないでしょうね(笑)
天気がいいとはいえ、油断してコケるとマジで死に繋がります。
TVアンテナがたくさん見えてくると、そろそろ山頂の合図。
御神廟がある山頂に到達。神々しい雰囲気が漂っています。
山頂からの雪景色は圧巻ですね〜!!
当たり前ですが、山頂が一番雪が深いです。体感で25〜30cmぐらい。
佐渡島は見えるかな?
フル装備の御婦人が山頂にやってきたので、写真を撮ってもらいました(笑)
帰りは滑らないように足元要注意。10人ほど登山客とすれ違いました。
弥彦温泉街:足湯とスイーツで、冷えた身体を温める
雪山は一瞬の油断が命取り。慎重に歩いて、無事山頂駅まで戻ってきました。
帰りもロープウェイで下山します。
山麓に戻ってきました。温泉街の町並みは一昔前の雰囲気が漂っています。
舐めた服装で雪山を登ったので…かなり身体が冷えています。お湯を欲しています!
調べたら「おもてなし広場」という施設があるそうなので、行ってみました。
まずは手を温めて…
気づいたら足湯には15分ほどつかっていました。
続いて訪れたのは、分水堂菓子舗さん。
こちらのパンダ焼き 弥彦むすめ餡をいただきます。
「ニッポン全国ご当地おやつランキング」でグランプリ受賞歴のある一品は、枝豆入りの餡と米粉を混ぜた生地。
可愛らしい見た目で食べるのを一瞬躊躇ってしましそうですが(笑)
あたたかくモチモチでとても美味しかったです。
かなり冷え込んだので、身体が再びあたたまるまで3〜4時間かかりました。
雪のせいか、はたまた疲れか…この日はしばらく目が痛かったです・・・
僅か3時間半でしたが、弥彦村の魅力を思いきり味わうことができました!!
ぜひ別の季節にも訪れてみたいですね〜
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
【鉄道旅行記】会津新潟冬景色④(米坂線・奥羽本線) 2020.2
5連勤はこの世から滅びてほしい。アイスです。
会津新潟冬景色シリーズも今回で最終回。
復路は米坂線を経由して仙台へ戻ります。
↓前回記事はこちら↓
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(白新線・羽越本線・米坂線)新潟〜米沢 快速べにばなで豪雪地帯を駆ける
前日に比べると余裕のある朝。ですが、8時にはホームに到着して待機します。
米沢直通の「快速べにばな」は2両編成で長距離を走るので、絶対にボックス席を確保しないといけません!!
8時30分に入線。昨日も見た車両ですね。
1日1往復で新潟〜米沢間をおよそ3時間で結ぶ、快速べにばな。
白新線・羽越本線・米坂線を経由し、米坂線区間は各駅停車となります。
まずは白新線。
大形〜新崎間の橋梁から見える阿賀野川。流域面積8位、貫禄の広さです。
坂町で米坂線に入ります。
かつては貨物列車も数多く走っていましたが、現在は閑散としたローカル線です。
羽越本線とお別れして、東へ向かいます。
沿線にはこれといった名所があるわけでもありませんが…
荒川の清流は一見の価値がありますよ。
県境に向かうにつれて、吹雪がひどくなってきました。
山形県に入ると、もうひどい吹雪。窓から写真を撮るにも視界不良でぼやけます。
ちなみに私、宮城に住んでるくせして山形初上陸です(笑)
小国町で見た雪は個人的に今年一番。日本有数の豪雪地帯なのも納得です。
47都道府県で山形が積雪量日本一というデータもあるようですね。
車窓は雪でびちゃびちゃ。
飯豊町に入り、羽前椿駅あたりからは集落も増え、雪も落ち着いてきました。
吹雪が落ち着いたら落ち着いたで、雪に反射する日光が眩しすぎます。
今回の旅行で、雪目という症状が存在することを初めて知りました…
雪中のロングランを終えて、米沢駅に到着。
5番線にはキハE120系が停車しています。
米沢は奥羽本線との乗換駅。
米坂線が狭軌なのに対して、奥羽本線は標準軌のため直通運転ができません。
(奥羽本線)米沢〜山形 新幹線が主役となった在来線
山形新幹線は標準軌に改軌された奥羽本線を走る、初のミニ新幹線。
東京行きのつばさと接続していたので、撮影しました。
新幹線車両が在来線を走っていると、あんまり貫禄がないですね…
駅前もそこそこ雪が積もっています。
米沢といえば米沢牛。
ランチで奮発するか迷いましたが、貧乏なもので今回はパスしました。
牛肉にはあんまりこだわりはないんですよね… 圧倒的鶏肉派です。
駅前にある駅弁の直売店で昼飯を調達しました。
買ったのはこちら「三味牛肉どまん中」(1350円)
牛肉どまん中シリーズは人気の駅弁で、東京駅でも販売されています。
作りたてで美味しかったです!しお味が一番好きでした。
腹ごしらえしたあとは、新幹線でなく普通列車で山形まで向かいます。
やってきたのは701系(5500番台)
719系がよかったのに… ここにきてロングシートのこいつか・・・
落ち着いて車窓から撮影するには不向きですが、仕方ないですね。
米沢を離れると積雪は急激に減り、車窓も穏やかになりました。
上山市の例の高層マンション「スカイタワー41」は、ネットでも有名ですね。
周囲の景観と全く合ってなくて、確かにかなりシュールです。
ユーカリが丘線でお馴染みの山万グループが作ったらしいです。
挙動不審な乗客がいたせいもあって、蔵王山は撮りそこねました・・・
45分ほどで山形駅に到着。
規模は違いますが、仙台駅同様ペデストリアンデッキがあります。
帰りは仙山線快速でサクッと帰ります。お疲れ様でした。
E721系(0番台)
今回の旅行は鉄道はもちろんのこと、本格的な雪景色を満喫することができました。
今年はスキー場の開場が危ぶまれるほどの暖冬でしたが、ちょうど本格的に雪が降り出したタイミングで行くことができてよかったです。
次の旅行も早速計画中です!!太平洋側を攻めようかな・・・
読んでいただきありがとうございました。
【鉄道旅行記】会津新潟冬景色③(弥彦線・白新線ほか) 2020.2
寒暖差が激しい今日このごろですね。アイスです。
会津新潟冬景色③ということで、今回は2日目の記録をお送りします。
2日目は弥彦観光をメインに、新潟近郊の路線をおさえていきます。
弥彦観光の詳細については別記事で紹介していますので、そちらもあわせてご覧いただけますと幸いです。
↓前回記事はこちら↓
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(信越本線) 新潟〜東三条 工事中の新潟駅はE129だらけ
天気予報では昼から生憎の雨予報… 予定を前倒しして、先に弥彦へと向かいます。
ホテルの朝食は諦めて、朝6時半に新潟駅へ。
新潟駅は大規模な周辺整備・高架化工事が進んでいる最中。そのせいもあって、駅構内はかなりややこしくなっています。
すでに一部の在来線ホームは新幹線と同じ3階へと移設されています。
地上に残っているのは8番線・9番線。(今回は利用する機会がありませんでした)
それらも含めた全面高架化は来年(2021年)に完了予定です。
平日朝なのでそこそこ人が多いです。乗るのはこれではなく・・
E129系 長岡行き6両編成 こちらで信越本線を南下します。
新潟駅を離れると、雪も少しづつ深くなっていきます。
(弥彦線)「おやひこさま」へ向かう参詣路線
弥彦線は越後一宮・彌彦神社への参詣路線として開業したローカル線です。
現在はそれに加え、三条市〜燕市の地域輸送の役割も担っています。
7時頃ということもあり、高校生がたくさん乗っていました。
E127系(0番台)吉田行き
この日の朝、JR東日本の窓口がシステム障害でクレカ使用不可になっていたそうで。
昨日じゃなくて助かった。すぐに復旧したようで良かったです。
弥彦線は一部全線直通ですが、多くは吉田で乗り換えが必要になります。
弥彦山へ向かって走ることわずか8分。終点・弥彦駅に到着です。
弥彦線は架線に直接吊下式を採用しているのも特徴の一つだったりします。
速度はあまり出せませんがコストが安く、ごく一部のローカル線でしか見られません。
路面電車では一般的な方式となっています。
駅名標が古風で粋ですね。温泉街らしさを感じます。
駅舎は彌彦神社を模した寺社造りとなっています。
本物の寺社かと勘違いしていまいそうな、よくできたデザインですね。
観光地とはいえ、平日朝の8時半なので人の気配はほとんどありません。
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(越後線・信越本線・羽越本線・白新線)新潟近郊をサクッと乗りつぶし
弥彦観光を終えた後は、乗りつぶしの一環として新潟近郊の路線に乗車しました。
ルートは吉田→新潟→新津→新発田→新潟。全て路線が異なります。
越後線は吉田駅を境に、大きな南北格差があります。
北側:吉田〜新潟は通勤通学輸送を担う都市近郊路線で、内野〜新潟はさらに本数が増えます。
南側:柏崎〜吉田は沿線人口が少なく、閑散としたローカル線になっています。
こちらのキハ110系は快速で入線してきました。会津若松発の快速あがのですかね。
しかし、新津〜新発田間に関しては本線の役割を白新線に取って代わられています。
そりゃあ、新潟駅に直接行けるほうが需要も高いですよね。
そんなローカル区間、電化区間にも関わらず大半が気動車による運行となっています。
キハE120系とキハ110系の2両が併結運転。
昼から雨予報でしたが、雨の前に雪が降ってきました。
一面に広がる田んぼ。車窓からの景色は白新線に勝っていると思いますよ。
30分ほどで新発田に到着。
駅名標にまで遠回しにdisられます。ここから新潟は羽越本線じゃないのに(涙)
最後に、お株を奪った張本人である白新線に乗り換えて新潟駅に戻りましょう。
2両編成の電車は学生だらけでまさかの激混み。
西新発田までは大阪の通勤ラッシュ並の混雑度でした。
結構な雨で外に出る気力がなかったので、晩は改札すぐの寿司屋でいただきました。
右上にはキス。
ふぐ白子。
ホウボウ。
カサゴ。
お土産も買いました。
新潟といえば…亀田のあられ〜〜おせんべい〜♪♪
あっという間に2日目も終わってしまいました。次回がラストとなります。
④に続きます。
【鉄道旅行記】会津新潟冬景色②(磐越西線・信越本線) 2020.2
どうも、コロナウイルスにビビっているアイスです。今だけ田舎に移住したい。
今回は会津新潟冬景色②ということで、前回の続きになります。
喜多方を出発し、普通列車で新潟へと向かいます。
↓前回記事はこちら↓
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(磐越西線)喜多方〜野沢 雪景色に映えるキハ110系
喜多方ラーメンを食べ終えて、駅に帰ってきました。
13時26分の電車に乗っても、結局は野沢駅で1本後の新津行きを待つことになります。
ラーメンをもう一杯食べる選択肢もありましたが ・・・
せっかくなので、とりあえず野沢まで向かいましょう!
またキハ110系です。
福島県では「阿賀川」で、新潟県に入ると「阿賀野川」に名前が変わります。
阿賀野川は全長10位、流域面積8位の日本屈指の大河川です。
どんどん雪が深くなってきます。
30分で野沢駅に到着。ホームもレールも雪に埋まっています。
地元ではなかなか見られない光景なので、無性にワクワクしました(笑)
雪×キハ110系の写真を何枚か。
こちらは駅舎です 。お昼過ぎなのに吹雪で薄暗く寒い。雪国の冬はこれが日常です。
待合室はさすがに暖房完備だったのでひと安心。1時間半も待ちますからね。
(磐越西線)野沢〜新津 冬の阿賀野川とキハ47、二人三脚で新潟へ
次に乗る電車は・・・きました、キハ40系です!
前記事で述べた通り、来月に引退を控えています。
最後の雄姿をフィルムに収めようと、車内は撮り鉄の皆さんでいっぱいです。
キハ47形(500番台)新津行き
ここから新津までは1時間50分。しばらくは阿賀野川と並走します。
新潟県に入ったあたりから、心做しか足元が寒くなった気がします。
吹雪で視界不良なんて場面も。
阿賀町の中心駅・津川で長時間停車。
私も含めた乗客が次々とホームに降りて写真撮影に励みます。
なんだコイツと思って調べてみると、イタチ科のオコジョがモチーフだそうです。
夏はオコジロウのような毛色ですが、冬は全身の体毛を入れ替えて真っ白になり、その姿が妖精のように愛らしいです。ぜひ調べてみてください!!
しかも、ゆるキャラグランプリにエントリーしていました。
キハ47の色褪せた車体からは国鉄時代からの歴史を感じます。
そろそろ出発。
暖冬なので、山々の雪化粧も今年は控えめですね。
馬下駅を過ぎると阿賀野川と別れます。雪も減って住宅街が増えてきました。
そして終点・新津に到着。
郡山と同じく、新津も複数路線が乗り入れる交通の要衝です。
鉄道の街として有名で、駅からバスで数分のところに新津鉄道博物館があります。
鉄道実車の屋外展示など興味深いですが、今回は時間が取れず泣く泣く断念。
(信越本線)新津〜新潟 卵でとじないB級グルメ・タレカツ丼
新津から新潟までは余裕の通勤圏内で、電車で20分です。
今日は日曜日。新潟の街へ出ていく若者がたくさんいて、活気を感じますね。
2014年に登場した、耐寒・耐雪に優れた新潟仕様の車両です。
この旅行では度々お世話になります。
本日は新潟駅で宿泊します。
こちらは南口。メインの出口ではないので、少し静かです。
仙台に比べると劣りますが、それでも80万人都市に相応しいターミナル駅ですよ。
晩御飯はご当地B級グルメの「タレカツ丼」をいただきます。
南口から少し歩いたドンキの中にあるお店です。
新潟料理は全くの無知なので、こちらのセットを注文して勉強しましょう。
美味しそう。
タレカツ丼は見た感じだと味が薄そうですが、しっかりとタレが染み込んでいます。
美味しくてボリュームも十分、満足! ごちそうさまでした。
こちらが一番栄えている万代口です。初日お疲れ様でした。
③に続きます。明日は弥彦へ向かいます!
【鉄道乗車記】会津新潟冬景色①(東北本線・磐越西線) 2020.2
こんにちはこんばんは。アイスです。
鉄道乗車記の投稿となります。
今回は東北から少し足を伸ばして、新潟まで行ってきました。
旅の概要
2020年2発目の鉄道旅は2泊3日で新潟方面へ行ってきました。
往路は会津、復路は山形を経由します。
実は私、新潟に足を踏み入れた経験は大糸線・北陸新幹線で通過した1回だけ。
今回の旅のお目当ては、実質初訪問の新潟県そのものでしょうか。
また、会津・新潟・山形の”本場”の雪景色を見られるのも楽しみです。
今回の旅で、私が新しく乗車した路線はこちら。(下線は全線踏破)
(東北本線)仙台〜郡山 一筆書き切符でGo!
仙台駅から出発!
今朝の気温は−3℃。冷え込む一日となりそうですが、雪には期待できるでしょう。
青春18きっぷオフシーズンで役に立つのは、一筆書きの長距離切符。
途中下車できるので交通費の節約になりオトク、疑似18きっぷとして使えます。
指定経路外の路線に乗りたかったら、その区間の運賃を払えば寄り道できますしね。
仙台市内から仙台市内で約1万円のシュールな切符。距離は621.9kmになります。
発着駅を同じにはできないので、仙台発〜北仙台着で購入しています。
経由路線が表記しきれず、仙山線が手書きに(笑)
東北本線といえばお馴染み、ロングシートの701系(1500番台)
仙台から郡山まで直通する列車は朝の2本だけです。
県境手前の越河(こすごう)駅。難読駅ですね。
国見峠を越え、白石駅とは約100mの標高差があるため、雪も深いです。
途中、福島駅で後ろ2両を切り離すため10分ほど停車。
切り離された2両は折り返し藤田行きになります。
仙台駅から乗り続けること2時間半。
5つもの路線が乗り入れています。
(磐越西線)郡山〜会津若松 吹雪の中から磐梯山を臨み、会津盆地へ
新潟方面に向かうため、磐越西線に乗り換えます。
磐越西線(別名・森と水とロマンの鉄道)は東北有数の観光路線です。
沿線には猪苗代湖や磐梯山、阿賀野川などの自然豊かな観光資源を有し、
「SLばんえつ物語」や「フルーティアふくしま」といった複数の観光列車が走っている人気の路線。
観光客が多く座れないので、前面展望を眺めます。
内陸部へ進むごとにどんどん雪が深くなってきます。
こちらは温泉街を擁する磐梯熱海駅。
昔スイッチバックだった中山宿駅の旧駅舎が見えたので、一瞬の隙を突いて撮影。
廃止になったのは1997年ですが、観光用に整備されたのは2015年と最近です。
吹雪いてきました。寒そう。
猪苗代駅で乗客の入れ替えが結構ありました。
どうやら、猪苗代湖は車窓からは見えないようです、残念。
沿線の目玉の一つ、磐梯山も吹雪でうっすらとしか見えません。
−4℃だから仕方ないですね…冬以外の季節で違った顔も見てみたいですね。
1時間ほどで会津若松駅に到着。
途中下車して馬刺しでも食べたいところですが、次の電車は5分後に出発します。
日本三大ラーメンのためにも、急いで乗り換えないといけません。
この駅はスイッチバックとなっており、上下列車が同じ方向から入線します。
ちなみに、会津若松のスイッチバックは急勾配によるものではありません。
おそらく都市計画の都合上、このような構造になっていると思われます。
(磐越西線)会津若松〜喜多方 日本三大ラーメンのまち・喜多方
キハ110系 新潟行き快速
今回は喜多方で途中下車し、あの名物を食したいと思います!
15分ほどで到着。
蔵の街としても有名だそうで。ホームから町おこしの熱量が感じられますね。
奥のホームには撮り鉄垂涎の的、キハ40系が停車中。
磐越西線を含めた新潟エリアのキハ40系は来月のダイヤ改正にて、新型の電気式気動車「GV-E400系」の追加投入により全車両が置き換え完了=引退となります。
https://www.jrniigata.co.jp/press/20200314_timetable_revision_niigata%20branch.pdf
寂しいですが、世代交代は世の宿命。40年間にわたる活躍お疲れ様でした。
今回の旅では初の途中下車となります。いざ、ラーメン!!
駅から歩いて10分弱、喜多方ラーメンの名店・坂内食堂は行列ができていました。
外国人観光客もそこそこいましたね。
30分ぐらい並んだでしょうか?
店内は混み合っており、ソロの私は相席へと案内されました。
オーソドックスな支那そば(700円)を注文。
喜多方ラーメンは豚骨ベースながらあっさりと仕立てた昔ながらの味が特徴。
醤油風味のお店が多いようですが、こちらはやや塩寄りの味だと思いました。
氷点下で食べるラーメンはウマい。
そういえば、駅にもお店の看板がありましたね。
腹ごしらえも済ませたので、新潟に向かいましょう。
②に続きます。
【鉄道乗車記】ぶらり日帰り大阪私鉄③(阪堺電軌阪堺線) 2020.1
こんばんは。最近更新が滞りがちのアイスです。
記憶が新鮮な状態で記事を書きたいんですが、家に帰るとすぐに寝てしまいます…
さて、ぶらり日帰り大阪私鉄の旅も最終回となります。
↓ 前回記事はこちら ↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
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泉北高速鉄道・南海高師浜線から実家に帰ります。最短ルートは南海経由ですが…
大阪唯一の路面電車で、近隣住民からは「チン電」の愛称で親しまれています。
南海浜寺公園駅から乗り換えます。名物だった旧駅舎はカフェになっていました。
築110年の歴史ある木造駅舎ですので、末永く保存してほしいところですね。
阪堺線ホームの駅名標は南海風のデザイン。南海の子会社ですもんね。
351形電車。こちらのモ353は1960年代に製造されています。
阪堺線の車両の特徴は派手な広告ラッピング。数年おきにデザインが変わります。
いざ出発!!
(上町線は一部区間が廃止となる直前に乗車済み。また記事にしたいと思います。)
阪堺線の区間は恵美須町〜浜寺駅前ですが、始発から終点を直通する電車はありません。
上町線の終点・天王寺駅前の方が利用者も多く、直通する系統も運転されています。
今回は恵美須町がお目当てなので、途中の我孫子道で乗り換えないといけません。
昔ながらの駅前商店街。沿線は基本的にこんな感じの雰囲気が漂っております。
新今宮や今池(飛田新地の最寄り駅)を通るディープな路線ですもんね。
駅前には阪堺電気軌道の本社と車庫があります。
色とりどりの車両を間近で見ることができて、ワクワクしますよ〜
と思っていたら、早速レアな列車がやってきました!!
ベテランの存在感を醸し出しながら、車庫から161形電車の登場です。
製造は1928年で、定期運転を行う車両としては日本で最古のレトロ電車。
そしてこちら、なんと貸切電車でした。
実は・・・阪堺電軌ではわずか5万円ほどで車両を借り切ることができ、車窓を眺めながらパーティーを開くことができるんです!!
原則、貸切電車は新型車両が充当されるんですが、他車両の指定もできます。
レトロな車両を選択しているということは、乗客の皆さんは鉄道ファンに違いない…?
貸切電車を見送ってから、お目当てでない天王寺駅前行きが次々やってきます。
待つこと20分、やっと恵美須町行きが来ました。
新型車両の701形に乗って終点・恵美須町を目指しますよ〜
到着…おや??ホームにはカメラを構えた人がいっぱいいますね。。
どうやら翌週土曜日(訪問時点)に、ホームが100m南側へ移転するみたいです!!
移転前最後の週末ということもあり、撮り鉄の方々が沢山訪れていました。
お恥ずかしい話、駅に到着してから知りました(笑)
下調べせず気ままに旅に出ると、こういう偶然が意外と多くて好きなんですよね〜!
移転先のホーム。記事執筆時点ではすでに使用開始されています。
旧ホームの跡地がどのように活用されるのかも気になるところですね。
最後に、レトロで下町情緒あふれるホームの見納め写真をいくつか。
今回の旅はここまで。大阪ミナミのレトロ×ディープな雰囲気はすごく好きですね。
次は久しぶりに、がっつり鉄道旅に出る予定です。体調管理だけ気をつけないと…
それではまた。
【鉄道乗車記】ぶらり日帰り大阪私鉄②(南海高師浜線) 2020.1
あっという間に2月になりましたね。アイスです!
ぶらり日帰り大阪私鉄の旅、前回の続きとなります。
↓ 前回記事はこちら ↓
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コロナウイルスの感染が拡大しているタイミングで、関空と繋がっている南海本線に乗るのは少し怖いかな…とも思いましたが(汗)
今や中国人は観光地関係なくどこにでもいるので、あんまり関係ないかな。
南海羽衣駅に到着。
上り線ホームからそのまま南へ歩くと、今回のお目当て・南海高師浜線のホームに繋がっています。
3番線が高師浜線のホーム。
高師浜行きとはすれ違う形で、本線の上り列車が通過していきました。
羽衣駅は10年以上高架工事が続いており、下り線のホームは2016年に高架化が完了しています。(写真上部)
上り線ホームは2021年の高架化を予定しているようです。
南海高師浜線は大正時代に開業し、100年の歴史を持っています。
その特徴はなんといっても私鉄屈指の路線距離の短さ。
始発から終点までわずか1.5km。徒歩でも15分ほどで着いてしまいます。
元は陸軍宿舎跡地の住宅地開発をきっかけに誕生した路線で、当時は高級住宅街だったようですね。
浜寺公園や大阪湾など周辺環境の充実も、そうさせた理由の一つでしょうか。
時代が移り変わり高級感は少し薄れましたが、都心も近くて便利な住宅街ですね。
たった3分の区間を走る、ワンマン2両編成の南海2230系。
支線運行用に改造された車両です。
あっという間に終点・高師浜駅へ到着しました。
唐突ですが、小倉百人一首より恋の歌を詠ませていただきます。
「音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ」
終着駅の象徴・車止めがややホームの中心側に寄っています。
伽羅橋〜高師浜間は本線に先立って、既に高架化済み。
羽衣〜伽羅橋間も今後高架化が予定されています。
住宅街の中に佇む、大正モダンを感じさせる洒落た駅舎ですね。
駅構内のステンドグラス、不覚にも撮り忘れた・・・
高師浜からそのまま折り返すのもアリですが、折角なので伽羅橋まで歩きましょう!
住宅街を線路沿いに歩いていくと、10分もかからず到着。距離はたったの500mです。
駅構内、というよりはだだっ広い高架下って感じですね(笑)
伽羅橋と書いてきゃらばし。かっこいい駅名ですね。
さて、羽衣駅に戻りましょうか。
その③に続きます。