【鉄道旅行記】会津新潟冬景色②(磐越西線・信越本線) 2020.2
どうも、コロナウイルスにビビっているアイスです。今だけ田舎に移住したい。
今回は会津新潟冬景色②ということで、前回の続きになります。
喜多方を出発し、普通列車で新潟へと向かいます。
↓前回記事はこちら↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
(磐越西線)喜多方〜野沢 雪景色に映えるキハ110系
喜多方ラーメンを食べ終えて、駅に帰ってきました。
13時26分の電車に乗っても、結局は野沢駅で1本後の新津行きを待つことになります。
ラーメンをもう一杯食べる選択肢もありましたが ・・・
せっかくなので、とりあえず野沢まで向かいましょう!
またキハ110系です。
福島県では「阿賀川」で、新潟県に入ると「阿賀野川」に名前が変わります。
阿賀野川は全長10位、流域面積8位の日本屈指の大河川です。
どんどん雪が深くなってきます。
30分で野沢駅に到着。ホームもレールも雪に埋まっています。
地元ではなかなか見られない光景なので、無性にワクワクしました(笑)
雪×キハ110系の写真を何枚か。
こちらは駅舎です 。お昼過ぎなのに吹雪で薄暗く寒い。雪国の冬はこれが日常です。
待合室はさすがに暖房完備だったのでひと安心。1時間半も待ちますからね。
(磐越西線)野沢〜新津 冬の阿賀野川とキハ47、二人三脚で新潟へ
次に乗る電車は・・・きました、キハ40系です!
前記事で述べた通り、来月に引退を控えています。
最後の雄姿をフィルムに収めようと、車内は撮り鉄の皆さんでいっぱいです。
キハ47形(500番台)新津行き
ここから新津までは1時間50分。しばらくは阿賀野川と並走します。
新潟県に入ったあたりから、心做しか足元が寒くなった気がします。
吹雪で視界不良なんて場面も。
阿賀町の中心駅・津川で長時間停車。
私も含めた乗客が次々とホームに降りて写真撮影に励みます。
なんだコイツと思って調べてみると、イタチ科のオコジョがモチーフだそうです。
夏はオコジロウのような毛色ですが、冬は全身の体毛を入れ替えて真っ白になり、その姿が妖精のように愛らしいです。ぜひ調べてみてください!!
しかも、ゆるキャラグランプリにエントリーしていました。
キハ47の色褪せた車体からは国鉄時代からの歴史を感じます。
そろそろ出発。
暖冬なので、山々の雪化粧も今年は控えめですね。
馬下駅を過ぎると阿賀野川と別れます。雪も減って住宅街が増えてきました。
そして終点・新津に到着。
郡山と同じく、新津も複数路線が乗り入れる交通の要衝です。
鉄道の街として有名で、駅からバスで数分のところに新津鉄道博物館があります。
鉄道実車の屋外展示など興味深いですが、今回は時間が取れず泣く泣く断念。
(信越本線)新津〜新潟 卵でとじないB級グルメ・タレカツ丼
新津から新潟までは余裕の通勤圏内で、電車で20分です。
今日は日曜日。新潟の街へ出ていく若者がたくさんいて、活気を感じますね。
2014年に登場した、耐寒・耐雪に優れた新潟仕様の車両です。
この旅行では度々お世話になります。
本日は新潟駅で宿泊します。
こちらは南口。メインの出口ではないので、少し静かです。
仙台に比べると劣りますが、それでも80万人都市に相応しいターミナル駅ですよ。
晩御飯はご当地B級グルメの「タレカツ丼」をいただきます。
南口から少し歩いたドンキの中にあるお店です。
新潟料理は全くの無知なので、こちらのセットを注文して勉強しましょう。
美味しそう。
タレカツ丼は見た感じだと味が薄そうですが、しっかりとタレが染み込んでいます。
美味しくてボリュームも十分、満足! ごちそうさまでした。
こちらが一番栄えている万代口です。初日お疲れ様でした。
③に続きます。明日は弥彦へ向かいます!
【鉄道乗車記】会津新潟冬景色①(東北本線・磐越西線) 2020.2
こんにちはこんばんは。アイスです。
鉄道乗車記の投稿となります。
今回は東北から少し足を伸ばして、新潟まで行ってきました。
旅の概要
2020年2発目の鉄道旅は2泊3日で新潟方面へ行ってきました。
往路は会津、復路は山形を経由します。
実は私、新潟に足を踏み入れた経験は大糸線・北陸新幹線で通過した1回だけ。
今回の旅のお目当ては、実質初訪問の新潟県そのものでしょうか。
また、会津・新潟・山形の”本場”の雪景色を見られるのも楽しみです。
今回の旅で、私が新しく乗車した路線はこちら。(下線は全線踏破)
(東北本線)仙台〜郡山 一筆書き切符でGo!
仙台駅から出発!
今朝の気温は−3℃。冷え込む一日となりそうですが、雪には期待できるでしょう。
青春18きっぷオフシーズンで役に立つのは、一筆書きの長距離切符。
途中下車できるので交通費の節約になりオトク、疑似18きっぷとして使えます。
指定経路外の路線に乗りたかったら、その区間の運賃を払えば寄り道できますしね。
仙台市内から仙台市内で約1万円のシュールな切符。距離は621.9kmになります。
発着駅を同じにはできないので、仙台発〜北仙台着で購入しています。
経由路線が表記しきれず、仙山線が手書きに(笑)
東北本線といえばお馴染み、ロングシートの701系(1500番台)
仙台から郡山まで直通する列車は朝の2本だけです。
県境手前の越河(こすごう)駅。難読駅ですね。
国見峠を越え、白石駅とは約100mの標高差があるため、雪も深いです。
途中、福島駅で後ろ2両を切り離すため10分ほど停車。
切り離された2両は折り返し藤田行きになります。
仙台駅から乗り続けること2時間半。
5つもの路線が乗り入れています。
(磐越西線)郡山〜会津若松 吹雪の中から磐梯山を臨み、会津盆地へ
新潟方面に向かうため、磐越西線に乗り換えます。
磐越西線(別名・森と水とロマンの鉄道)は東北有数の観光路線です。
沿線には猪苗代湖や磐梯山、阿賀野川などの自然豊かな観光資源を有し、
「SLばんえつ物語」や「フルーティアふくしま」といった複数の観光列車が走っている人気の路線。
観光客が多く座れないので、前面展望を眺めます。
内陸部へ進むごとにどんどん雪が深くなってきます。
こちらは温泉街を擁する磐梯熱海駅。
昔スイッチバックだった中山宿駅の旧駅舎が見えたので、一瞬の隙を突いて撮影。
廃止になったのは1997年ですが、観光用に整備されたのは2015年と最近です。
吹雪いてきました。寒そう。
猪苗代駅で乗客の入れ替えが結構ありました。
どうやら、猪苗代湖は車窓からは見えないようです、残念。
沿線の目玉の一つ、磐梯山も吹雪でうっすらとしか見えません。
−4℃だから仕方ないですね…冬以外の季節で違った顔も見てみたいですね。
1時間ほどで会津若松駅に到着。
途中下車して馬刺しでも食べたいところですが、次の電車は5分後に出発します。
日本三大ラーメンのためにも、急いで乗り換えないといけません。
この駅はスイッチバックとなっており、上下列車が同じ方向から入線します。
ちなみに、会津若松のスイッチバックは急勾配によるものではありません。
おそらく都市計画の都合上、このような構造になっていると思われます。
(磐越西線)会津若松〜喜多方 日本三大ラーメンのまち・喜多方
キハ110系 新潟行き快速
今回は喜多方で途中下車し、あの名物を食したいと思います!
15分ほどで到着。
蔵の街としても有名だそうで。ホームから町おこしの熱量が感じられますね。
奥のホームには撮り鉄垂涎の的、キハ40系が停車中。
磐越西線を含めた新潟エリアのキハ40系は来月のダイヤ改正にて、新型の電気式気動車「GV-E400系」の追加投入により全車両が置き換え完了=引退となります。
https://www.jrniigata.co.jp/press/20200314_timetable_revision_niigata%20branch.pdf
寂しいですが、世代交代は世の宿命。40年間にわたる活躍お疲れ様でした。
今回の旅では初の途中下車となります。いざ、ラーメン!!
駅から歩いて10分弱、喜多方ラーメンの名店・坂内食堂は行列ができていました。
外国人観光客もそこそこいましたね。
30分ぐらい並んだでしょうか?
店内は混み合っており、ソロの私は相席へと案内されました。
オーソドックスな支那そば(700円)を注文。
喜多方ラーメンは豚骨ベースながらあっさりと仕立てた昔ながらの味が特徴。
醤油風味のお店が多いようですが、こちらはやや塩寄りの味だと思いました。
氷点下で食べるラーメンはウマい。
そういえば、駅にもお店の看板がありましたね。
腹ごしらえも済ませたので、新潟に向かいましょう。
②に続きます。
【鉄道乗車記】ぶらり日帰り大阪私鉄③(阪堺電軌阪堺線) 2020.1
こんばんは。最近更新が滞りがちのアイスです。
記憶が新鮮な状態で記事を書きたいんですが、家に帰るとすぐに寝てしまいます…
さて、ぶらり日帰り大阪私鉄の旅も最終回となります。
↓ 前回記事はこちら ↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
penguin-diary0329.hatenablog.jp
泉北高速鉄道・南海高師浜線から実家に帰ります。最短ルートは南海経由ですが…
大阪唯一の路面電車で、近隣住民からは「チン電」の愛称で親しまれています。
南海浜寺公園駅から乗り換えます。名物だった旧駅舎はカフェになっていました。
築110年の歴史ある木造駅舎ですので、末永く保存してほしいところですね。
阪堺線ホームの駅名標は南海風のデザイン。南海の子会社ですもんね。
351形電車。こちらのモ353は1960年代に製造されています。
阪堺線の車両の特徴は派手な広告ラッピング。数年おきにデザインが変わります。
いざ出発!!
(上町線は一部区間が廃止となる直前に乗車済み。また記事にしたいと思います。)
阪堺線の区間は恵美須町〜浜寺駅前ですが、始発から終点を直通する電車はありません。
上町線の終点・天王寺駅前の方が利用者も多く、直通する系統も運転されています。
今回は恵美須町がお目当てなので、途中の我孫子道で乗り換えないといけません。
昔ながらの駅前商店街。沿線は基本的にこんな感じの雰囲気が漂っております。
新今宮や今池(飛田新地の最寄り駅)を通るディープな路線ですもんね。
駅前には阪堺電気軌道の本社と車庫があります。
色とりどりの車両を間近で見ることができて、ワクワクしますよ〜
と思っていたら、早速レアな列車がやってきました!!
ベテランの存在感を醸し出しながら、車庫から161形電車の登場です。
製造は1928年で、定期運転を行う車両としては日本で最古のレトロ電車。
そしてこちら、なんと貸切電車でした。
実は・・・阪堺電軌ではわずか5万円ほどで車両を借り切ることができ、車窓を眺めながらパーティーを開くことができるんです!!
原則、貸切電車は新型車両が充当されるんですが、他車両の指定もできます。
レトロな車両を選択しているということは、乗客の皆さんは鉄道ファンに違いない…?
貸切電車を見送ってから、お目当てでない天王寺駅前行きが次々やってきます。
待つこと20分、やっと恵美須町行きが来ました。
新型車両の701形に乗って終点・恵美須町を目指しますよ〜
到着…おや??ホームにはカメラを構えた人がいっぱいいますね。。
どうやら翌週土曜日(訪問時点)に、ホームが100m南側へ移転するみたいです!!
移転前最後の週末ということもあり、撮り鉄の方々が沢山訪れていました。
お恥ずかしい話、駅に到着してから知りました(笑)
下調べせず気ままに旅に出ると、こういう偶然が意外と多くて好きなんですよね〜!
移転先のホーム。記事執筆時点ではすでに使用開始されています。
旧ホームの跡地がどのように活用されるのかも気になるところですね。
最後に、レトロで下町情緒あふれるホームの見納め写真をいくつか。
今回の旅はここまで。大阪ミナミのレトロ×ディープな雰囲気はすごく好きですね。
次は久しぶりに、がっつり鉄道旅に出る予定です。体調管理だけ気をつけないと…
それではまた。
【鉄道乗車記】ぶらり日帰り大阪私鉄②(南海高師浜線) 2020.1
あっという間に2月になりましたね。アイスです!
ぶらり日帰り大阪私鉄の旅、前回の続きとなります。
↓ 前回記事はこちら ↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
コロナウイルスの感染が拡大しているタイミングで、関空と繋がっている南海本線に乗るのは少し怖いかな…とも思いましたが(汗)
今や中国人は観光地関係なくどこにでもいるので、あんまり関係ないかな。
南海羽衣駅に到着。
上り線ホームからそのまま南へ歩くと、今回のお目当て・南海高師浜線のホームに繋がっています。
3番線が高師浜線のホーム。
高師浜行きとはすれ違う形で、本線の上り列車が通過していきました。
羽衣駅は10年以上高架工事が続いており、下り線のホームは2016年に高架化が完了しています。(写真上部)
上り線ホームは2021年の高架化を予定しているようです。
南海高師浜線は大正時代に開業し、100年の歴史を持っています。
その特徴はなんといっても私鉄屈指の路線距離の短さ。
始発から終点までわずか1.5km。徒歩でも15分ほどで着いてしまいます。
元は陸軍宿舎跡地の住宅地開発をきっかけに誕生した路線で、当時は高級住宅街だったようですね。
浜寺公園や大阪湾など周辺環境の充実も、そうさせた理由の一つでしょうか。
時代が移り変わり高級感は少し薄れましたが、都心も近くて便利な住宅街ですね。
たった3分の区間を走る、ワンマン2両編成の南海2230系。
支線運行用に改造された車両です。
あっという間に終点・高師浜駅へ到着しました。
唐突ですが、小倉百人一首より恋の歌を詠ませていただきます。
「音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ」
終着駅の象徴・車止めがややホームの中心側に寄っています。
伽羅橋〜高師浜間は本線に先立って、既に高架化済み。
羽衣〜伽羅橋間も今後高架化が予定されています。
住宅街の中に佇む、大正モダンを感じさせる洒落た駅舎ですね。
駅構内のステンドグラス、不覚にも撮り忘れた・・・
高師浜からそのまま折り返すのもアリですが、折角なので伽羅橋まで歩きましょう!
住宅街を線路沿いに歩いていくと、10分もかからず到着。距離はたったの500mです。
駅構内、というよりはだだっ広い高架下って感じですね(笑)
伽羅橋と書いてきゃらばし。かっこいい駅名ですね。
さて、羽衣駅に戻りましょうか。
その③に続きます。
【鉄道乗車記】ぶらり日帰り大阪私鉄①(泉北高速鉄道) 2020.1
どうも、アイスです。最近残業が増えてきて辛い。
今回は前回とは打って変わって、綿密に計画を立てずに移動しながら行き先を決める「ぶらり日帰り鉄道旅」シリーズ。
行き当たりばったりの旅では、想像していなかった意外な発見が多かったりするもんです。
今回は大阪南部へ向かうことだけ決めて、いざ出発!!
南海なんば駅。 最初の目的地は・・・?
まずは泉北高速鉄道に乗ることにしました。
大阪市の中心部と、泉北ニュータウン・トリヴェール和泉を結ぶ通勤路線です。
南海高野線と直通運転を行っていて、終点・和泉中央行きの電車はなんば駅でもたくさん待機しています。
今回は準急に乗ります。
区間急行と停車駅はあまり変わりませんが、分岐駅&乗換駅の中百舌鳥に止まるかどうかが大きな違いですね。
隣のホームには、ラルクのHYDE(和歌山出身)とコラボしたラッピング列車が圧倒的存在感。
ラルク好きなので乗ってみたかったです、車内でBlurry Eyesでも聞きながら。。
普通の都市路線なので、景色は撮り忘れました(´・ω・`)
中百舌鳥を過ぎてから南海高野線と分岐して、地下に入りトンネルで大きなカーブを描き進むのは印象的でしたねー
さて、あっという間に和泉中央駅へ到着。
1995年に開業した駅なので、ところどころに新しさを感じます。
「中もず」の表記が個人的にツボ。
難読地名ですからね。それならば地下鉄みたいに全部ひらがなでいい気もしますが笑
終点駅の象徴・車止めが見えません。
引き上げ線が500mほど続き、その先に敷設可能な土地もあるようですが・・・
これ以上の延伸計画は現在動きがないようですね。
駅前にドカンと鎮座しているのはショッピングモール、エコールいずみ。
地元にもエコールがあるからか、不思議と親近感がわきますね。
昼は週2でマクド。10分で完食した後、次の行き先へと向かいます。
和泉中央は盲腸線の終着駅なので、バスでショートカットしましょう。
次の目的地は・・・
JRはスルーして、南海泉大津駅へ!!
ここから羽衣に向かいますよ〜 羽衣から出ている支線といえば・・・!?
その②に続きます。
【鉄道乗車記】三陸めぐり第1弾 ③ (三陸鉄道リアス線・釜石線) 2020.1
朝晩冷え込みますね。アイスです。
土日があっという間に終わってしまうのはどうにかならないもんでしょうか。
週休3日のほうが業務効率は上がると思うんですけどね。
今回は、三陸めぐり鉄道乗車記その③となります。
2日目は大船渡からスタート。
↓ 前回の記事はこちら ↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
(三陸鉄道リアス線・旧南リアス線区間)盛〜釜石 久しぶりの鉄路
自宅以外だと寝付きが悪いです。旅好きとしては致命的なマイナス特殊能力(T_T)
朝食を食べながら乗換案内を開くと、釜石線が鹿との衝突で運転見合わせとのこと。
ダイヤが狂わないか少し心配ですが、予定通り釜石まで向かいます。
大船渡から盛はBRTでわずか5分。
盛駅では、「いわて応援ポケモン」に任命されたイシツブテが迫真の表情でお出迎え。
(足は透過処理され…いや、見なかったことにしましょう…)
生憎の雨。朝は一層冷え込みます。
電車に乗るのは柳津駅以来の丸一日ぶりです。鉄道旅とはこれ如何に。
三陸鉄道36-700形式は2010年代に製造された新型の車両です。
車内ももちろん新しく綺麗です。座席はクロスシート主体。
一番前の座席にはテーブルがあり、ゆったりと前面展望を楽しむことができます。
いざ出発。三陸鉄道と大船渡線BRTは、同じ方向へ同時に発車しました。
三陸鉄道は2019年3月23日、既存路線の南リアス線(盛~釜石)と北リアス線(宮古~久慈)に加えて、JRの山田線の一部区間(釜石~宮古)を取り込み、第三セクター最長の路線となりました。
しかし不運にも、全通から7ヶ月後の台風19号の影響で一部区間が長期運休になってしまいました。全線復旧は2020年3月になる予定。
車内から恋し浜駅を撮影。ホタテ貝の絵馬が待合室に掛けられているようです。
トンネルが多く、海沿いを走っている実感はあまりありませんでした。
釜石以北の区間のほうが見どころが多いです。復旧後改めて乗りに行きたいですね。
(釜石線)釜石〜花巻 圧倒的高低差のΩ(オメガ)ループ
50分ほどで「鉄と魚とラグビーの街」釜石市のターミナル駅へ到着。
釜石製鐵所が煙を吹いています。3連休最終日ですが工場は不休、さすが「鉄の街」。
私はラグビーには詳しくないですが、釜石製鐵所の実業団チームがかつて圧倒的な強さを誇っていたようです。
台風の影響によりナミビアvsカナダ戦は中止になってしまいましたが、カナダ代表選手が被災地区を訪れ、ボランティア活動に参加したことが話題となったのは記憶に新しいですね。
さて、JRに乗り換えましょう。
釜石線は岩手を東西に走る路線の一つ。元々は鉱山鉄道の役割も果たしていました。
懸念事項だった釜石線のダイヤですが、すでに元通りになっていました。ほっ。
後から調べると、釜石線(と山田線)は鹿との衝突がJR東日本の中で圧倒的に多い路線みたいです。
今回乗るのはSL銀河…ではなく
快速はまゆり4号。3両編成で、1,2号車が自由席です。
キハ110系0番台は急行列車用に製造されているため、見た目は普通ですが車内は快適。
なんと!自由席なのにリクライニングシートです。。指定席に乗る意味あるんかな…
海沿いから内陸へ入った途端、雪が見えてきました。そこからあっという間に一面は雪景色に。
釜石線の一番の見どころといえば、陸中大橋〜上有住間のオメガループです。
北上山地の難所である仙人峠を越えるために、北へ大きく遠回りする形で鉄路が敷かれました。
ほんの数分前に車窓から見上げた鬼ヶ沢橋梁から、ほんの数分前に通った線路を見下ろすのはなんとも不思議な光景。標高差がすごいです。
沿線の積雪量も徐々に増えてきました。電波もかなり悪い。。
ジンギスカンで有名な遠野で、待ち合わせのため4分ほど停車します。
雪道をひたすら走り続け、気づいたら終点・花巻に到着。
エスペラント語が書かれた駅名標。釜石線の駅全てに愛称がつけられています。
今回はかなり時間に余裕があった旅だったので、疲れも少なく済みました。
北上まで移動し、新幹線で仙台へ。お疲れ様でした。
【鉄道乗車記】三陸めぐり第1弾 ② (大船渡線BRT) 2020.1
週末はテンションが上がりますね!アイスです。
今回は、三陸めぐり鉄道乗車記その②となります。
↓ 前回の記事はこちら ↓
penguin-diary0329.hatenablog.jp
(大船渡線BRT)上鹿折〜気仙沼〜陸前高田 震災から9年、被災地の今
第2の盲腸線へ乗るべく出発します。
陸前高田市に入ると、震災の爪痕が色濃く残っています。
内陸で生まれ育った私は、初めて津波の恐ろしさを肌で感じることになりました。
陸前高田駅で、乗り換えのため途中下車します。
現在の場所へは2年前に移転してきたため、駅舎はピカピカ。
付近には商業施設が立ち並び、駅周辺を新市街地として復興を続けています。
しかし、反対側を見れば一面の土砂。津波が何もかもを流し去っていったのでしょう。
右側が新「道の駅高田松原」
左側がボロボロになった旧「道の駅高田松原」
(大船渡線BRT)陸前高田〜陸前矢作〜大船渡 陸前高田市唯一の生き残り駅
こちらの支線は上鹿折行きとは違い、メインルートのバスと同じ車両でもちろんICカードも利用可能。
20分ほどで、陸前高田市内で唯一生き残った駅舎を持つ陸前矢作駅に到着。
折り返しはすぐ出発でしたが、しばらく散策することを選択。次のバスは45分後です。
鉄道時代、上鹿折とは隣の駅でした。
レールが途中から撤去されています。
待合室も外も寒いので、45分待ちは少しきつかった。
折り返しは盛行きのため、陸前高田で乗り換える必要はありません。
ちょうど1時間で本日の宿泊地、大船渡に到着。
大船渡市 163km右腕を育んだ、ウマい魚の宝庫
大船渡市といえば、ロッテに入団した大船渡高校出身の豪腕、佐々木朗希の存在で一躍有名になりましたね。
東日本大震災では陸前高田市と同様、津波による甚大な被害を受けました。
しかし、平地の範囲が広かったことから壊滅した陸前高田に比べると、大船渡はすぐ近くに高台があったことから被害が少なく済んだようです。
駅前広場。右に見える大船渡市防災観光交流センターは、BRTの待合室としても利用できます。
駅前の商業施設、キャッセン大船渡。4月でオープン3周年を迎えます。
こちらのラーメン屋は日曜日定休。シメで食べたかったですが、残念!!
さて、旅の醍醐味である腹ごしらえの時間です。地元の居酒屋にお邪魔します。
お刺身盛り合わせ。左からソイ、ヤリイカ、マグロ、真タラ昆布〆
大船渡で獲れた、ホウボウのお刺身。
陸前高田市・酔仙酒造さんの「Rise Up,KESEN」
原料全て岩手産にこだわった純米酒だそうで。甘口まろやかで優しい風味。
その他にも絶品メニューをたくさんいただきました。
やっぱりお魚の味がたまりませんね!!! 鮮度が素晴らしいです。
美味しくて食べすぎて、ホテルの部屋で1時間半じーーっとしておりました。
胃腸が落ち着いてから温泉に入って、明日に備えておやすみなさい。
③に続きます。