【鉄道乗車記】三陸めぐり第1弾 ① (気仙沼線・大船渡線BRT) 2020.1
いかがお過ごしでしょうか。アイスです。
さて、初の鉄道乗車記の投稿となります。
旅の概要
2020年の「乗り初め」は1泊2日で三陸海岸方面へ向かいました。
一番のお目当ては、不通区間を走るBRT(バス・ラピッド・トランジット)。
今回の旅で、私が新しく乗車した路線はこちら。
※BRT区間は2020年11月に鉄道事業廃止が決まっていますが、現在はまだ鉄道扱い。
(気仙沼線)前谷地〜柳津 わずかに残る生存区間
仙台駅で切符を購入し、今回の旅がスタート!
仙台→小牛田→前谷地と向かい、気仙沼線に乗り換えます。
前谷地からは気仙沼行のBRTも運行しています。鉄道とは異なり、柳津までノンストップ走行。
キハ110系@前谷地駅
沿線で特筆すべき景色はここぐらいかな。
仮の終点・柳津駅に到着。
実はこの駅、開業した1968年から柳津〜本吉間が開業した1977年までの9年間、終着駅だった過去があります。
まさか再び終着駅に戻ってしまうとは・・・自然災害とは残酷なものです。
左下、「陸前横山」が白板で覆われています。
終着駅になったことを示す車止め。
(気仙沼線BRT)柳津〜気仙沼 レールがアスファルトへ姿を変え
さて、ここからは鉄道旅ではなく、バス旅になります。
でもBRTはまだ鉄道扱いなので、鉄道旅です。どっちでもいいです。
柳津のBRT駅舎。どのBRTホームもデザインはこんな感じ。
何の変哲もない普通のバスです。
さて、気仙沼に向けて出発しました。
BRT区間の大きな特徴が「専用道」です。
これは元々線路だった所を道路に改修・整備した、BRTだけが通行できる道。
専用道の一番の目的は運行時間の短縮。
鉄道での所要時間には及びませんが、ある程度の速達性を維持することに貢献しています。
(柳津〜気仙沼の所要時間 鉄道:約90分 BRT:約110分)
また、バスから鉄道車窓の景色を楽しむことができるので、結構ワクワクします。
どの区間で専用道を走るのか、駅舎にトイレがあるのかどうかなどの情報は、JRのサイトにまとめられています。
松岩を過ぎたあたりから周辺が賑やかになっていき、まもなく気仙沼駅に到着。
人口6万人の気仙沼市は、フカヒレが有名な太平洋沿岸の港町です。
観光情報サイトにもあるように、ポケモンとのコラボに力を入れているようです。
遊覧船「ラプラス・シップ」は今度乗ってみたい。
今回は気仙沼で観光する時間はありません…
イッシュ地方組メインなのはなぜだろう。
たしか、一ノ関にも似たようなのがありました。
(大船渡線BRT)気仙沼〜上鹿折 ミヤコーバスなのにJR運賃!?
次に乗車する大船渡線BRTは複数の系統があります。
気仙沼〜上鹿折はBRTのメインルートから外れ、現在は盲腸線状態。
バス停も駅構内ではなく別の場所にあります。初見では絶対わかりません。
だって・・・ミヤコーバスの停留所から出てるらしいじゃないですか!!
上鹿折へは、ミヤコーバス鹿折金山線に乗車します。
気仙沼駅前〜上鹿折駅前の間のみ、JRのBRT区間として運行されています。
BRTで唯一、Suica等での支払いができない区間なので要注意。
上鹿折駅に到着。
周りは何もなく、折り返す以外の選択肢はありません。
折り返しのバスが来るまで13分しかなかったので、急いで駅舎を見学。
この駅は震災被害はありませんでした。そのままの姿で封鎖されています。
二度と列車が来ることはないホーム。
鉄道事業の廃止も決まり、役目を終えた駅は静かに眠っています。
②に続きます。