【鉄道乗車記】近江鉄道・信楽高原鐵道〜格安フリーきっぷで乗りつぶし〜 2020.9
季節はすっかり秋ですね。アイスです。
先週のシルバーウィークは関西に帰省し、おトクなきっぷで滋賀に日帰り鉄道旅行へ。
わずか1,050円で近江鉄道と信楽高原鐵道の全線が1日乗り放題となる「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」を使いました。
ちなみに・・・近江鉄道だけであれば更に安いフリーきっぷが発売中です。
金・土休日限定・数量限定ですが、たったの500円・・・!(通常価格900円)
スタート地点は貴生川駅。
忍者の里として名高い甲賀市の読み方は「こうか」。私はこれまで「こうが」と読んでいました・・・無知を恥じております。
駅構内にも忍者のかわいらしいイラストが描かれています。
貴生川駅はJR草津線・近江鉄道本線・信楽高原鐵道信楽線の3路線が乗り入れる接続駅です。京都・大阪へは通勤圏内で利用者もそれなりの数ですが、市街地から少し離れていることもあって駅前はこじんまりとしています。
さて、まずは信楽高原鐵道に乗車します。
もとは国鉄路線で、1987年に第三セクターへ転換。信楽焼で有名な信楽への観光路線の役目を担い続けています。
今回乗車したのは、3年前に導入されたSKR500形です。内装も京風でお洒落でした。
途中、紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅のホームには、信楽焼のたぬきがお出迎え。
約25分で終点・信楽駅に到着します。
信楽に来たのは高校の社会見学以来でしょうか。
今回はタイムスケジュールの関係ですぐに折り返す必要があったので、観光は叶わず。
駅前の巨大タヌキも、我々観光客と同様マスクを着用して感染症対策に取り組んでいます。コロナウイルスは動物にも感染するようですから・・・
向かい側のホームは現在使われていません。
その代わりといってはなんですが・・・大小様々なタヌキが並び立っていて、ここまでの数だと相当な迫力があります。
同じく向かいのレールには、ラッピングされたSKR310形が停車中。
現在使用されている車両の中では最年長です。
往復約1時間、貴生川駅に戻ってきました。改札を出て近江鉄道のホームに移動します。
近江鉄道(通称「ガチャコン電車」)は滋賀・湖東地区をカバーしている私鉄で、100年以上の長い歴史があります。
路線は米原から貴生川を結ぶ本線・多賀大社への参詣路線である多賀線・近江八幡へ繋がる主力路線の八日市線の3つとなります。
赤字路線で一時期廃止が危惧されていましたが、今年に入ってめでたく全線存続が決定しました。
近江鉄道は西武グループに属しており、車両も西武から譲受された改造車が大半です。
西武401系を改造した800系が現在の主力車両です。
西武新101系を改造した100形は、2010年代に登場した次世代の主力車両です。
まずは本線にて米原方面へ向かいます。
構内踏切がある駅は、レールが地平線へと伸びるさまを撮影できるので好きです。
貴生川方面の下りホームには、こちらも西武新101系を改造した900形が到着しました。
二代目「あかね号」は、近江鉄道の代表的な車両として知られています。
さて、多賀線はわずか3駅の短い路線となります。
あっという間に多賀大社前駅に到着しました。
駅前に大鳥居がありますが、神社は徒歩で10分ほど歩いたところにあります。
天照大神を始めとした多くの神々の父母である伊耶那岐命・伊耶那美命を祀っており、長寿や縁結びなど「生命」に関するご利益があります。
人が多すぎず少なすぎず、丁度いい混み具合。
境内ではたった今結婚式を挙げた夫婦と親族一同が記念撮影をしていました。
秀吉公ゆかりの太閤橋。かなり急ですが通行可能です。
上るのは容易いですが、下りは少し怖かったです。
拝殿。長寿にはあまり興味がありませんが健康を祈念しました。
お多賀杓子・・・多賀大社のお守りで、奈良時代からの信仰だそうです。
おたがしゃくし⇒おたまじゃくしの語源説もあります。
神輿庫。
境内には蕎麦屋がありますので、ここで昼食としました。
私は東北在住で蕎麦は食べ飽きているので、関西では必ずうどんを食べます。
さて、折り返し電車の時間も近づいてきたので駅に戻ります。
観光は終了し、残りは近江鉄道を完乗するのみ。
近江鉄道三大カタカナ駅・フジテック前駅周辺に聳え立つのは、高さ170mのエレベーター研究塔です。
山形県上山市のスカイタワー41に匹敵する存在感がありますね。
penguin-diary0329.hatenablog.jp
米原駅へ到着。
新幹線乗換駅にしてはこじんまりとした近江鉄道の駅舎です。
折り返しの近江八幡行きに乗って、全線完乗となりました!!
八日市線区間は利用者が多く、地域住民の足として機能していることを実感しました。
今回は1記事でまとめて紹介したので、写真が多くなってしまいました(汗)
私鉄の乗りつぶしもどんどん進めていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。